こんにちは。ブログへのご訪問ありがとうございます。
愛知県東海市で中古住宅の不動産販売とリノベーションをしています「くらすま」店長の、わたなべです。
皆さんの家づくりのプラスになる知恵や情報を、女性店長ならではの目線でお伝えしていきます。
今回は、ライフスタイルの変化に合わせた住まい方を考えます。

買った一戸建てに死ぬまで住むのが当然?

先日、お客様に「もう、たまには背中押してくださいよ」と笑われてしまいました。お客様の背中を押さない不動産販売&リノベーションの「くらすま」です(笑)。売上のことを考えたら、そりゃあもう、ビシバシ背中を押して、物件を買っていただいた方がいいんですがね。

押しの強い営業は、お客様のためになるとは思えないのでやりません。ゆっくりでいいんです、自分が納得いくまで選んでくださいね。

さて、そんな「くらすま」だから、こんなことも書いちゃいます的な今回のブログです。「その家、本当に買っちゃっていいんですか?」。家を買おうとする人に再考を促す、不動産屋として一見、意味不明な行為です(笑)。でもそこにはちゃんと訳がありまして…。

若い夫婦

そろそろ家を買おうかなと、くらすまに相談に来られる方は、子育てが始まった、もしくは子育て真っ只中のファミリーが多いです。すると「子どもがバタバタ走るので、一戸建てが欲しい」「子どもと家庭菜園やバーベキューをしたいので、庭付きの一戸建てが欲しい」と、一戸建ての人気高し。そんな時、本当に近い未来のことだけしか見えてないのでは?と心配に…。

マンションが良いよと勧めたいのではありません。でも、例えば子育てを考えて「子ども1人ずつに個室が欲しい」と建てた立派な一戸建ても、子どもが独立してしまうと部屋が余ってきてしまいます。

老夫婦

一般的に考えて、子どもと一緒に暮らす期間は20~30年くらいではないでしょうか。その後、夫婦の時間はそれと同じぐらいかもっと長く続きます。夫婦だけでは大きすぎる一戸建てでもずっと住み続けるつもりで、家探しをしていますか?

子の独立後、「今の家を売って、住み替え」という選択肢も

日本ではまだまだ「ずっと住む」という選択肢が大半だと思いますが、「家を売って、今の自分たちに適した家を新たに買う」という選択肢もあります。都会ではそんな「住み替え族」も増えてきているようですよ。私もいいなと思います。大きな理由は、子育て真っ最中の働き盛りの時期と、年を取ってからでは、住環境に求めるものが違ってくるからです。

子育て期間は、人数も多いですし、部屋数もそこそこ必要です。階段の昇り降りはまだまだ大丈夫。駅やスーパーから遠くても、車を運転できますし、あまり不自由はありません。

一方、年を取ってくると、夫婦2人暮らしなら、部屋はそんなに要らなくなります。むしろ少ない方が掃除も楽です。階段の昇り降りはキツくなってきて、車の運転もだんだん億劫に…。すると、広い一戸建てよりも、駅や病院、スーパーなどに近い、ワンフロアのマンションの方が、過ごしやすくなってくるのです。となると、住み替えを考えてみるのも良いと思いませんか?

でも、ここで、家を買う当初からこうした可能性を考えていた人と、あまり考えなかった人との差が出てきます。それは「今住んでいる家に買い手がつくか」「どんな値段で売れるか」という点で、はっきりと現れてくるのです。だからこそ「先のことも考えていますか」と言いたいのです。

万人受けする「立地」を選ぶか、「オンリーワン」な家に育てるか

万人受けする家

くらすまでは中古物件を扱っているのですが、なかなか売れない家ってどんな家だと思いますか? それは現代の車社会に適していない家です。車が家の前まで行けない家、これはかなりキツイですね。

リヤカーが交通手段だった昔にできた道とまちも、知多半島にはまだ残っています。でも今は車社会ですし「幅4m以上の道路に2m以上の間口で接していなければならない」という法律もあるので、中古の家を買ったとしても建て替えができないのです。そもそも重機も入れませんので、工事も難しいですしね。

そのような家を買うと、後々売ろうとしたときには大変です。なので住み替えをせず使い切る覚悟で買わないといけないですね。

住み替えを考えて買うのなら、次の2つがおススメです。1つは、万人受けしそうな立地の家を買うこと。もう1つは、まぁまぁの場所を買って、オンリーワンになるべく、自分らしい家を育てていくこと。

1つ目は、想像がつくでしょう。例えば、日当たりがよく、駅に近く、正方形に近い土地。2030年住んで次に売る場合、建物の価値はほとんど無くなっています。土地の価値が値段を決めるわけです。でも万人にとって良い土地は、買う時にもそれなりの出費は必要です。後から返ってくると思って、頑張るしかないですね。

もう1つは、そこまで条件の良い土地や家でなくても、買った後に自分たちで「オンリーワン」に育てていく、という使い方をすることです。家を売る時には、たった1人だけ買い手が見つかれば良いのです。誰かに「この家だからこそ住みたい」と言ってもらえるような個性を育てて、それを魅力として価値を上げていくのです。

個性的な家

海外では、そういう流れで、中古になってからの方が価値の高い家もあります。こちらの方が、自分が愛着をもって暮らしてきた家に、価値観の似た人が住んでくれる可能性は高そうで、幸せな感じがしますね。

家を買う時はぜひ、住み替えを含めて人生の終わりまでを考えてみて、自分たちにとってベストな選択をしていただけたらなと思います。

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